11 保健体育教育

　このコロナ禍の３年間で、子どもたちに与えた影響は多大なものでした。

ある保健体育統計資料2023年度版によると、著しい体力低下、不登校者数の増加、肥満である児童生徒の増加など、体力低下だけにとどまらず、子どもたちの心の健康や生活習慣にも大きな影響を与えています。その背景として、１週間の総運動時間が以前の水準にはまだ戻っていないこと、コロナ禍の影響により、マスク着用中の激しい運動の自粛、スクリーンタイム増加や睡眠不足による生活習慣の変化などがあげられます。

　そんな中、「保健体育」の学習の重要性が改めて見直される時期に来ているのではないでしょうか。各学校の状況や、どんな取り組みを先生方がされているのか、みなさんの実践や思いを語り合い、ともに学び合える分科会になればと思います。