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16 特別支援教育と障害児の教育

第16分科会「特別支援教育と障害児の教育」では、小学校通常学級、中学校特別支援学級、養護学校小学部、高等部分教室の4本のレポート発表があり、大変有意義な討論がされました。どのレポートも、子どもの実態を多面的に的確にとらえ、発達段階や特性を考慮しながら、その子が持つ発達のねがいを丁寧に読み解き、教職員がそれに寄り添って教材を用意したり授業づくりをしたりしていく様子が語られていました。社会への出口が近い養護学校高等部では、企業が求める「素直に働ける障害者」を育てる傾向が強いですが、私たちは「教育は人格の完成をめざす」ということを改めて確認することができました。今後も、学校現場で課題提起に盛り込まれた事柄に問題意識を持って取り組み、長野県の教育をさらに発展させていく実践を期待したいと思います。

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